2021年01月24日
'21.01.04 登り初め登山 昨年途中撤退したルートで犬越路から大室山に登る
大室山
標高1,587m
甲相国境尾根の最高地点で東端に位置し、
丹沢山塊でも6番目に高い。
犬越路から西の肩まで一気に500mの登りは、
丹沢でも一、二を争う稜線上の登りだ。
山頂からは四方に登山道が延びるが、
登山者は概ね少なく静かな山歩きが楽しめる。
昨年1月に2回目の大室-加入道の周回ルートを計画するも、
2019年の台風の影響で登山道がかなりの規模で流され、
犬越路の手前で途中撤退。
秋口には復旧し、通行可能になったとの情報を西丹VCの顔本で入手。
年内に行きたかったのだが年末はバタバタしてしまい行けずに終わってしまった。
ダラダラと過ごした正月休み、
好山病を発症。
最終日前日にに、ふと思い立った。
翌日からの仕事の為に強制的に朝型生活に戻す為にも、
行くことにした。
06:58 西丹VCよりスタート
VC前の駐車場は自分が最後のスペースにインでした。
まずは用木沢出合いまで車道をテクテク。
俺氏的ウォーミングアップ区間です。
まあまあ距離あるのでちょうど良い。
未だに復旧していないのね。
今更驚きゃしないが。
改めて爪痕の深さを実感。
ココが復旧しなきゃ重機とかも入れられないしね。
07:20 用木沢出合い
靴紐を結び治して身支度を調える。
気温4℃、想定よりも身体が温まっていない。
中間着のフリースは着たままで行動開始。
まずは用木沢公園橋から。
この橋ホント好き。
ちなみに昭和46年建造です。
水量少なめ、
ここは桟橋の必要が無いほど水枯れしてた。
やはり綺麗な水、青過ぎないのが良い。
やっぱ用木沢はこうでなくちゃね。
前回は細引きを頼りにトラバースした崩落地。
細引きは残置してあるけど登山道は復旧させたみたい。
同地点を振り返って撮影。
山側の岩を削って登山道を拡張したっぽいね。
白い岩肌が削って拡張した部分。
ちなみに前回はこんな感じでした。
犬越路0.6kmの指導標も登山道拡張で撤去したみたいね。
犬越路に向かってガレの急登を登っていきます。
ようやく身体が温まってきた。
荒れたままの登山道。
階段は残ってるが地面はほとんど流出してしまっている。
前回途中撤退した地点は不安定ながらも復旧していた。
崩れやすい地質なうえに斜度もキツい。
ザレで滑りやすいのでロープを握って登ったよ。
かつて階段が設置してあった場所を上から撮影。
この先にロープ張って通行禁止になっていました。
08:38 犬越路1060mに到着
ここまでVCより1:40、なんだかんだで前回と同じくらいのペース。
程よく身体も温まってきたのでインナーのフリースを脱いでウェアリング調整。
行動食を食べてトイレも行って中休止することに。
トイレついでに避難小屋に入ってみると、
なんだかもの凄い生活感。
とんでもない量の物資が山積みに。
ゴミとかも置いたままだし、発電機とかもあるし、
数名がここを拠点にしてるような感じ。
09:11 大杉丸
前回よりもスタート早いしペースもまあまあ。
時間的には余裕があるので、
あんまり考えないで気持ち良く歩けるペースで登ろっと。
大規模な登山道の整備をしていました。
どうやら作業している人達が避難小屋を詰め所に使っているっぽい。
真新しい木段、歩きやすい。
西の肩へ続く稜線が見えてきた。
そして雲一つ無い青空、まさに快晴。
ここは植生保護の鉄柵。
ここも真新しい木段、木の香りがするほど新しい。
このタイプの階段はステップが等間隔なので歩きやすくて助かる。
富士山も見えてきた。
雪は少なめかな・・・
R2年度ってあるけど、
登山者が少ない時期狙って整備してるっぽいし、
設置してからまだ一ヶ月も経ってないんじゃないかな。
しかしR2年ってなんか違和感。令和にまだ慣れてないな・・・
かなり上の方まで整備が進んでる。
登山地図のコースタイム変更しなきゃいけないんではないか?
と思うほど整備されていて歩きやすい。
中央奥に丹沢最高峰の蛭ヶ岳、
こっちから見るとあまり険しく見えない不思議。
また富士山。
富士山に登る日は来るのだろうか・・・
10:11 西の肩に到着
大室山まであと少しです。
10:15 大室山1587mに2度目の登頂
前回の'17年12月以来、
再訪するまで随分日が経ってしまったよ。
山頂には先行者1名のみ、この先も静かな山歩きができそうです。
6分程滞在して撤収、加入道山へ向かいます。
戻って再び西の肩。
ここにも資材が荷揚げしてあった。
これから登山道の整備でしょうかね。
ご苦労様です。
破風口に向けて下降開始。
と、この辺から膝に違和感が。
南アのジャイアント群を眺めながら歩いて行く。
富士山より積雪の密度高そうな感じ。
北側の日陰の斜面は融雪しておらず所々凍結も。
慎重に下りていく。
一応チェーンスパイクは持参してきております。
10:53 破風口1350mまで下りてきた
ここも木道が整備されていました。
ひとまず前大室へ向けて登り返し。
昼前には加入道山に着きそう。
11:05 前大室1425mに到着
けっきょく馬場峠=前大室なんですかね・・・
11:15 加入道山1418mに登頂
避難小屋で食べようかと思ったけど、風も無くポカポカ陽気。
外のベンチで昼飯タイムにすることに。
お昼ご飯はカップヌードルのチリトマトとおにぎりです。
袋麺や棒ラーメンはよくやってますが、山でカップ麵食うの初めてかも。
急遽思い立っての山行だったので山飯は何も準備してなくてね、
高速下りて途中のコンビニでゲットした手抜き飯です。
でも、調理しないし片付けもほとんど無いし楽であることは間違いない。
スピーディーな行動向けですね。
避難小屋日誌で登山情報を確認。
主にルートの情報をね。
というのも山アプリ上では下山ルートの白石峠が
立ち入り禁止
になっておったのですよ。
指導標の案内でも×印付いてるけど、用木沢-犬越路は解除してるみたいだし。
で、日誌見た感じでは白石峠から登って加入道小屋泊の方がいたので、
荒れているみたいだけどまあ平気だろうと。
白石峠で下山できないとピストンで戻るか、
モロクボ沢の頭、畦ヶ丸経由での下山になっちまう。
時間的にも体力的にも大丈夫だけど後者は長丁場だし、
できれば避けたい。
なにせそのつもりで来てないってのが、心の準備的にも一番の不安要素。
ってことで、11:50下山開始。
12:04 白石峠に到着
ココまでは道もしっかりていて問題無し。
下りていくとだんだん倒木が増えてきた。
やはり、と言ったところか。
所々人の手が入っているが、かなり荒れてる。
たしか鎖があったと思ったけど・・・
アンカーで固定してある岩ごと下まで流されたっぽい。
と、ここでやっぱり膝が、しかも珍しく両膝とも痛い。
下降始める前にロキソニン服用しときゃ良かった。
ザック下ろして、ロキソニン飲んで小休止。
破風口までの下りでやられたっぽいな・・・
トラバースは道も狭くザレで滑りやすい。
右手は崖なのでけっこう高度感あるし、地味に危ない。
白石峠の滑落死亡事故の記事読んだことあるけど恐らくこの辺じゃないのかな・・・
ここもかなり流されたっぽいね。
かなり大規模に人の手が入っていた。
白石沢まで下りてきた。
対岸にひしゃげたH鋼が堆積してる。
このタイプの堰堤の一部が破損した流されたみたいね。
膝の痛みがひかないのでサポーターを装着。
固定したら随分マシになった。
ここ最近は膝にあまり不安がなかったのだがね・・・
桟橋はかなりの高確率で流されてる。
自然と人間のイタチごっこなんだろね、きっと。
堰堤の真正面を渡渉します。
なかなかこのアングルで堰堤見る事ってないよね。
桟橋がエッシャーの騙し絵みたいになってる。
白石林道終点のゲートまで来ました。
実質登山道はここで終わり。
13:46 用木沢出合いのゲートに到着
あとはVCまで舗装路歩きです。
振り返って登った大室山。
それにしても綺麗な青空、気持ち良い。
14:11 VCに到着、下山完了
標準CT8時間10分
所要時間7時間14分
コースタイム6時間8分
CT比0.75でした。
距離 14.5km
登り累積標高差 1486m
下り累積標高差 1486m
↑クリックするデカイ↑
歩いたルートはこんな感じ。
ようやく再訪できました。
自分の中では珍しく明確に、
また登りたいという意思
を持って再訪するに至った数少ない山です。
具体的には上手く表現できないですが、
自分の心を惹きつけてやまない何かがあるんだと思います。
山頂自体は眺望がありませんが、稜線からは抜群の眺望でした。
登山道も整備されてとても歩きやすくなっていました。
静かなエリアなので、
登りやすくなって人が増えるのはちょっとなぁ・・・
自然を楽しむといっても、
所詮人の手で整備された道を歩いているだけなのだな、と。
ルートを開拓して整備する人達がいてこそ、
はじめて自分達が登れるということを実感した山行になりました。
日々山林の整備を行っている方々に改めて感謝、感謝です。
2019年の台風の影響で登山道がかなりの規模で流され、
犬越路の手前で途中撤退。
秋口には復旧し、通行可能になったとの情報を西丹VCの顔本で入手。
年内に行きたかったのだが年末はバタバタしてしまい行けずに終わってしまった。
ダラダラと過ごした正月休み、
好山病を発症。
最終日前日にに、ふと思い立った。
翌日からの仕事の為に強制的に朝型生活に戻す為にも、
行くことにした。
06:58 西丹VCよりスタート
VC前の駐車場は自分が最後のスペースにインでした。
まずは用木沢出合いまで車道をテクテク。
俺氏的ウォーミングアップ区間です。
まあまあ距離あるのでちょうど良い。
未だに復旧していないのね。
今更驚きゃしないが。
改めて爪痕の深さを実感。
ココが復旧しなきゃ重機とかも入れられないしね。
07:20 用木沢出合い
靴紐を結び治して身支度を調える。
気温4℃、想定よりも身体が温まっていない。
中間着のフリースは着たままで行動開始。
まずは用木沢公園橋から。
この橋ホント好き。
ちなみに昭和46年建造です。
水量少なめ、
ここは桟橋の必要が無いほど水枯れしてた。
やはり綺麗な水、青過ぎないのが良い。
やっぱ用木沢はこうでなくちゃね。
前回は細引きを頼りにトラバースした崩落地。
細引きは残置してあるけど登山道は復旧させたみたい。
同地点を振り返って撮影。
山側の岩を削って登山道を拡張したっぽいね。
白い岩肌が削って拡張した部分。
ちなみに前回はこんな感じでした。
犬越路0.6kmの指導標も登山道拡張で撤去したみたいね。
犬越路に向かってガレの急登を登っていきます。
ようやく身体が温まってきた。
荒れたままの登山道。
階段は残ってるが地面はほとんど流出してしまっている。
前回途中撤退した地点は不安定ながらも復旧していた。
崩れやすい地質なうえに斜度もキツい。
ザレで滑りやすいのでロープを握って登ったよ。
かつて階段が設置してあった場所を上から撮影。
この先にロープ張って通行禁止になっていました。
08:38 犬越路1060mに到着
ここまでVCより1:40、なんだかんだで前回と同じくらいのペース。
程よく身体も温まってきたのでインナーのフリースを脱いでウェアリング調整。
行動食を食べてトイレも行って中休止することに。
トイレついでに避難小屋に入ってみると、
なんだかもの凄い生活感。
とんでもない量の物資が山積みに。
ゴミとかも置いたままだし、発電機とかもあるし、
数名がここを拠点にしてるような感じ。
09:11 大杉丸
前回よりもスタート早いしペースもまあまあ。
時間的には余裕があるので、
あんまり考えないで気持ち良く歩けるペースで登ろっと。
大規模な登山道の整備をしていました。
どうやら作業している人達が避難小屋を詰め所に使っているっぽい。
真新しい木段、歩きやすい。
西の肩へ続く稜線が見えてきた。
そして雲一つ無い青空、まさに快晴。
ここは植生保護の鉄柵。
ここも真新しい木段、木の香りがするほど新しい。
このタイプの階段はステップが等間隔なので歩きやすくて助かる。
富士山も見えてきた。
雪は少なめかな・・・
R2年度ってあるけど、
登山者が少ない時期狙って整備してるっぽいし、
設置してからまだ一ヶ月も経ってないんじゃないかな。
しかしR2年ってなんか違和感。令和にまだ慣れてないな・・・
かなり上の方まで整備が進んでる。
登山地図のコースタイム変更しなきゃいけないんではないか?
と思うほど整備されていて歩きやすい。
中央奥に丹沢最高峰の蛭ヶ岳、
こっちから見るとあまり険しく見えない不思議。
また富士山。
富士山に登る日は来るのだろうか・・・
10:11 西の肩に到着
大室山まであと少しです。
10:15 大室山1587mに2度目の登頂
前回の'17年12月以来、
再訪するまで随分日が経ってしまったよ。
山頂には先行者1名のみ、この先も静かな山歩きができそうです。
6分程滞在して撤収、加入道山へ向かいます。
戻って再び西の肩。
ここにも資材が荷揚げしてあった。
これから登山道の整備でしょうかね。
ご苦労様です。
破風口に向けて下降開始。
と、この辺から膝に違和感が。
南アのジャイアント群を眺めながら歩いて行く。
富士山より積雪の密度高そうな感じ。
北側の日陰の斜面は融雪しておらず所々凍結も。
慎重に下りていく。
一応チェーンスパイクは持参してきております。
10:53 破風口1350mまで下りてきた
ここも木道が整備されていました。
ひとまず前大室へ向けて登り返し。
昼前には加入道山に着きそう。
11:05 前大室1425mに到着
けっきょく馬場峠=前大室なんですかね・・・
11:15 加入道山1418mに登頂
避難小屋で食べようかと思ったけど、風も無くポカポカ陽気。
外のベンチで昼飯タイムにすることに。
お昼ご飯はカップヌードルのチリトマトとおにぎりです。
袋麺や棒ラーメンはよくやってますが、山でカップ麵食うの初めてかも。
急遽思い立っての山行だったので山飯は何も準備してなくてね、
高速下りて途中のコンビニでゲットした手抜き飯です。
でも、調理しないし片付けもほとんど無いし楽であることは間違いない。
スピーディーな行動向けですね。
避難小屋日誌で登山情報を確認。
主にルートの情報をね。
というのも山アプリ上では下山ルートの白石峠が
立ち入り禁止
になっておったのですよ。
指導標の案内でも×印付いてるけど、用木沢-犬越路は解除してるみたいだし。
で、日誌見た感じでは白石峠から登って加入道小屋泊の方がいたので、
荒れているみたいだけどまあ平気だろうと。
白石峠で下山できないとピストンで戻るか、
モロクボ沢の頭、畦ヶ丸経由での下山になっちまう。
時間的にも体力的にも大丈夫だけど後者は長丁場だし、
できれば避けたい。
なにせそのつもりで来てないってのが、心の準備的にも一番の不安要素。
ってことで、11:50下山開始。
12:04 白石峠に到着
ココまでは道もしっかりていて問題無し。
下りていくとだんだん倒木が増えてきた。
やはり、と言ったところか。
所々人の手が入っているが、かなり荒れてる。
たしか鎖があったと思ったけど・・・
アンカーで固定してある岩ごと下まで流されたっぽい。
と、ここでやっぱり膝が、しかも珍しく両膝とも痛い。
下降始める前にロキソニン服用しときゃ良かった。
ザック下ろして、ロキソニン飲んで小休止。
破風口までの下りでやられたっぽいな・・・
トラバースは道も狭くザレで滑りやすい。
右手は崖なのでけっこう高度感あるし、地味に危ない。
白石峠の滑落死亡事故の記事読んだことあるけど恐らくこの辺じゃないのかな・・・
ここもかなり流されたっぽいね。
かなり大規模に人の手が入っていた。
白石沢まで下りてきた。
対岸にひしゃげたH鋼が堆積してる。
このタイプの堰堤の一部が破損した流されたみたいね。
膝の痛みがひかないのでサポーターを装着。
固定したら随分マシになった。
ここ最近は膝にあまり不安がなかったのだがね・・・
桟橋はかなりの高確率で流されてる。
自然と人間のイタチごっこなんだろね、きっと。
堰堤の真正面を渡渉します。
なかなかこのアングルで堰堤見る事ってないよね。
桟橋がエッシャーの騙し絵みたいになってる。
白石林道終点のゲートまで来ました。
実質登山道はここで終わり。
13:46 用木沢出合いのゲートに到着
あとはVCまで舗装路歩きです。
振り返って登った大室山。
それにしても綺麗な青空、気持ち良い。
14:11 VCに到着、下山完了
標準CT8時間10分
所要時間7時間14分
コースタイム6時間8分
CT比0.75でした。
距離 14.5km
登り累積標高差 1486m
下り累積標高差 1486m
↑クリックするデカイ↑
歩いたルートはこんな感じ。
ようやく再訪できました。
自分の中では珍しく明確に、
また登りたいという意思
を持って再訪するに至った数少ない山です。
具体的には上手く表現できないですが、
自分の心を惹きつけてやまない何かがあるんだと思います。
山頂自体は眺望がありませんが、稜線からは抜群の眺望でした。
登山道も整備されてとても歩きやすくなっていました。
静かなエリアなので、
登りやすくなって人が増えるのはちょっとなぁ・・・
自然を楽しむといっても、
所詮人の手で整備された道を歩いているだけなのだな、と。
ルートを開拓して整備する人達がいてこそ、
はじめて自分達が登れるということを実感した山行になりました。
日々山林の整備を行っている方々に改めて感謝、感謝です。