2020年09月29日
'20.09.19-21 Team OHNO とテント泊で栂池-唐松を縦走する 中編その1 白馬大池-小蓮華-白馬岳

白馬岳
標高2932m
後立山連峰の最高峰
白馬村へ続く東側には日本三大雪渓の白馬大雪渓を抱き、
唐松岳に続く南側には日本三大切戸の不帰ノ嶮を擁する。
Day 2
Sun,20th,Sep,'20
現実と夢の中を何度も行ったり来たり。
04:00 眠れたのか眠れなかったのかよく分からないまま起床。
ビールとウィスキー以外の水分をほとんど摂取していないので、
喉の渇きがすごいが意外にも頭はすっきりしている。
どうやら酒は残っていないようだ。
とりあえずお湯を沸かしてモーニングコーヒーをいれた。


朝飯はラーメンスープの粉で煮物。
具は春雨、乾燥椎茸、高野豆腐、スライス餅など。

ここで残念なお知らせです。
MizYo!ネキが途中撤退です。
今回、
MizYo!ネキは痛めていた足首を騙し騙し堪えつつの参加。
前日の夕食時には途中撤退を申し出ておりました。
一晩寝てもやはり状況は変わらず、
ここでお別れです。
さ
ら
に
小屋の情報では大雪渓が崩落により通行止めとのこと。
天候悪化で不帰ノ嶮の通過が無理な場合の
エスケープルートが潰れてしまった。
いきなり
ポイント・オブ・ノーリターン
じゃねえか・・・
もしもの場合は最悪、
最終日に天狗山荘から栂池まで一気に戻るしかないか。

ネキは我々の初日に出たゴミや、
持ってきたけど必要無いであろうグッズを引き揚げてくれると言うではないか。
ただでは途中撤退しないという
MizYo!ネキの心意気に感謝。
何より本人が一番悔しかったんじゃないかな・・・
尚、Cozyニキは分担していた共用装備を一人で背負うことになり、
かなりザック重量増加した模様。

06:22 MizYo!ネキに見送られ出発
ネキは栂池方面へ下山、
下山予定日に八方下で合流予定。

曇り空ですがガスっているわけではないので、
見通しは良い。
眺望も期待できそうな感じ。

白馬大池を見下ろせるぐらいまで標高も上がりました。
標高2300m地点で一泊したせいか、
2500m超えてもさほどの息切れも無し。
けっこう調子よい。

うおおおっ、
もの凄い雲海です。
昨年登った鹿島槍ヶ岳が左奥に見える。

杓子岳をバックにホワイトホース。

07:23 船越ノ頭2612mに到着

小蓮華山に向かって、穏やかで歩きやすそうな稜線が続く。
遮蔽物が無いので若干ウィンディ。

M田氏、爺ヶ岳の「G」に続き、
新作、白馬岳の「S」
この男、
まじめそうに見えて意外とノリが良い。

白馬岳と杓子岳のツーショット。
雲海の上に突き出た山頂、独特な形をしています。

稜線はガレてるけど歩きやすい。
とても穏やかな山容で好感度高し。

08:18 小蓮華山2766mに登頂
地味に新潟県の最高峰だったりします。

何か刺さってる、鉄剣?
小蓮華のシンボルみたいですね。

白馬岳も大分近くになってきた。


振り返って、雪倉岳方面かな?
こっちも綺麗な風景と稜線が続いています。

ケルン、白いガレが賽の川原っぽい感じ。

09:08 三国境に到着
その名の通り長野、新潟、富山の三つの県境になっています。

朝日岳じゃなく旭岳、斧みたいな形してる。
真ん中奥には剱岳。

どうやらあれが白馬の山頂のようです。

さあ、あと一息。
剱岳を見ながら登っていきます。

09:55 白馬岳2932mに登頂
人生における最高標高を43m更新です。
そ
し
て

満
願
成
就
!
この一瞬のために白馬岳に来たと言っても過言では無い。
無事に
ホワイトホースと共に白馬岳に登頂
するという目的を達成。
俺氏、
酒飲みの本懐を遂げる。
心の中では嬉し泣きですよ。
もうね
目的が
酒なのか
山なのか
よく分からなくなっちまったがな。
山屋界隈広しと言えどもなかなかいないんじゃない?
大人が全力で本気出して遊ぶってこういうことだろ。
このボトルも
日本で数少ない白馬岳に登頂したボトルに
なったものと思われる。
とりあえず登頂した4人で一口ずつ味わった。
まだ行程の半ばなので本当にちょっとだけだけどね。
Cozyニキの
「五臓六腑に染み渡る」
という一言がとても印象的でした。

10:10 眼下に見える白馬山荘に降りていきます。

10:19 白馬山荘に到着
大雪渓が通行止めのせいか人は少なめ。

スカイプラザでビールを調達。
500ml2本を4人でシェア。
結局飲んでるし・・・

早目のお昼は某山飯漫画でもお馴染みの、
ソーセージ入れたラーメン。
食後に小屋付近でしばしマタ~リ。
ヘリポートの縞板鋼板が日差しで暖まっているということで・・・

横になって背中を暖める人その1

横になって背中を暖める人その2

11:20 出発前にM田氏、剱岳の「T」
さあ、杓子岳に向かうよ~
この頃には完全に青空に回復。
中編その2へ続く