2018年09月20日
'18.09.16 それほど登りたくもなかった甲武信岳に登る

今回は久々の12時間超えの山行だったので、
道中の長さに比例して、本文も長いです。
甲 武 信 岳
甲武信岳だったり甲武信ヶ岳だったり。
「こうぶしんだけ」ってずっと読んでいましたが、
正解は「こぶしだけ」
よめねーよ。
甲州、武蔵、信州の三県にまたがるのでこの名前らしいですね。
だったら武甲信でも信武甲でもいいじゃねえかよと思ったり。
結局のところ語呂合わせなの?
自分的には意味に共通点がなさ過ぎる漢字が三文字並んでいるのが、
どうも生理的に気持ち悪くて、
全く興味のわかない山の代表格でした。
まあよい。
そんな自分がまさか甲武信岳に行くことになる、
というか自発的に行くことにするとは思いもしませんでしたよ。
当初の予定では
甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根ルートを日帰りピストンやろうかと思っていたのですが、
先日の鳳凰三山の下山で使った中道ルートの距離約二倍で標高差2200mだからなあ・・・
中道の下山で体力不足を痛感したので、
難易度下げつつも、
鍛え直す意味も込めてキツ目のルートがよい。
アクセス、天気、ルートを条件に消去法で甲武信岳が候補になった。
最短ルートの毛木平からだと車でのアクセスに時間がかかるので、
比較的横浜からアクセスの良い西沢渓谷から徳ちゃん新道で登り、
ピストンするなら近丸新道か、
と思ったら近丸新道は崩落が進んでおり基本通行止めとのこと。
ならば、
破風山から雁坂峠まで縦走し道の駅みとみに下りる周回ルートをとってみるかということに。
反時計回りだと標準コースタイム約13時間、
時計回りでも11時間50分な長丁場。
時計回りならギリ何とかなりそうか。
ハードモードなのでマイハニーは一緒に行くけど別行動で西沢渓谷を散策。
まあ自分の方も天候崩れたら第二案で一緒に西沢渓谷散策でもするか、
ということで、土曜夜にのんびりと出発です。

時間節約の為に談合坂SAで夕食。
微妙なきつねうどん600JPY。
敢えて多くは語るまい。
勝沼ICでおりてR140で雁坂峠方面へ。
道の駅みとみへ向かう。
車中泊して早朝より行動を開始する予定。

コンビニ調達のつまみと持参のカヴァを飲みながら
翌日のプランを確認。
日の出と日の入り時刻から05:00~17:00が活動範囲、
18:00がタイムリミット、
それに間に合わないようなら避難小屋泊か雁坂小屋で幕営する。
ツェルトとマットのビバーク装備込みでザック重量は約12.5kg。

04:30 起床、ダラダラと準備。
天候のせいかテンションが全く上がらない、
否!
テンションが低いのはこれといって登りたい理由が無い山だからです。
スタート前からすでに途中撤退が頭をよぎる・・・

05:30 ガスガスの中出発、行動開始です。
とりあえず西沢渓谷方面へ舗装路を歩いて行きます。

ゲートが見えてきました。
行けるところまで行って嫌になったら下りようとか考えてました。

立派なトイレがありましたが、
寄らなくても平気そうだったのでスルーします。
先行者が一名おりました。

05:55 徳ちゃん新道入り口に到着。
しかし前述の理由からテンション上がらんのですよ。

近丸新道は崩落が激しいようですねえ・・・
トロッコ跡だったり堰堤あったりするようなので気にはなっていましたが、
そういうことなら仕方が無いですね。

西沢山荘は休業中とのことですが、
ぱっと見で復帰する気配はなさそう・・・
外のトイレは使えるようですよ。

尾根に取りつきました。
なんだろこの感じ、どこかでも似たようなのあったなあ。
ダラダラと単調で地味にキツイです。
心の中は途中下山することで一杯です。

樹林帯はガスの中です。
ただでさえうっそうとしてるのにね、湿度高くて滅入ります。
いやぁ、それにしてもテンション全然上がりません。
普段ゴリゴリ登ってる時って、
基本考え事してる余裕無いんですが、
どういう理由で途中リタイヤするかとかずっと考えてました。

07:41 徳ちゃんと近丸の合流地点(1869m)に到着。
嫌々登ってる割にはここまで30分巻き。
ならばもうちょっと頑張ってみますかね。

とりあえず最低限、甲武信岳には登頂するかということで、
戸渡尾根を登っていきます。

08:10 日が差して明るくなってくるとともに、
標高も2000mを超え、ようやく涼しくなってきました。
これで大分気持ちが楽に。

見上げるといつの間にかすっかり青空です。
というか雲の上に出たのかも。
やっとスイッチが入った感じ。

乾徳山の方でしょうか?
眺望も出てきました。
これはひょっとするとひょっとするのか?

09:02 開けた岩場に出ました。
斜面は崩落しています。
ここで小休止。
振り返ると・・・

雲海と富士山!
これこれ、こういうのよ!
やっと山に登ってる感じがしてきました。
4Gが入ったので別行動中のマイハニーに連絡。
気力が戻ってきたので予定通りの周回ルートで行くと伝えます。

09:26 破風山方面との分岐、2440mに到着。
標高的には30mほどなので、木賊山も近いはず。
帰路は木賊山は巻く予定なので、ここの分岐は往路のみ。

09:31 木賊山2469mに登頂。
三角点とベンチが一つでした。
眺望も無いしとっととスルーします。

これこれ、よく写真で見るやつね。
木賊山を越えると甲武信岳の山頂本体がようやく姿を現しました。
ここまで登らないと見えない山ってのも珍しい。

白ザレで滑って歩きにくいですが、
慎重にコルに下りていきます。


奥秩父の山々の素晴らしい景色が広がります。

09:40 甲武信小屋に到着。
と言っても、寄る必要が無かったのでスルーします。
この感じ雲取山行った時に何か似てるな・・・

さて、
甲武信岳山頂に向かって最期の登り返しです。

振り返ると左に木賊山、右に富士山のツーショット。
なかなか良いじゃないの。
そ
し
て

09:55 甲武信岳2475mに登頂。
巻いた時間の分のんびり山飯タイムと洒落込みます。
当初は甲武信小屋に戻ってから食べようかと思っていたのですが、
そこまで山頂も混んでいなかったのでここで食べることに。

この日の山ご飯は・・・
スモークチキンと早茹でペンネのペペロンチーノ、
パスタのお湯とじゃがりこで作ったマッシュポテト、
付け合わせにオリーブ。

パスタのゆで汁の残りで作ったフリーズドライのタマゴスープ。
いや、作りすぎました。
お腹いっぱいです。


のんびりご飯食べてる間に雲が出てきてしまいました。
食べる前に写真撮っておけば良かった・・・

再び甲武信小屋に戻ってきました。
どことなく雲取山荘をスケールダウンさせたような感じですね。
飯も食ったし地図だけ確認してスルーします。

11:14 甲武信小屋からは木賊山を巻いて破風山方面へ向かいます。
まだ午前中だし、時間的にもまあ大丈夫そうです。
と言うことでマイハニーにメールしようと思ったらSBは圏外でした。

巻き道はこんな感じ。
どことな~くですが、雲取山荘からの巻き道に似てる感じ。

徳ちゃん新道で下山するならここが分かれ道。
自分の足と相談して行けると判断。
雁坂峠まで縦走します。

11:44 賽ノ河原2270m
しかし、賽ノ河原って色んな山にありますなあ・・・
とりあえず白ザレに岩があればって感じなんですかねえ。

正面、雲の上に顔を出しているのは破風山ですかね。
けっこう登り返し大変そうです。

途中から立ち枯れした木が増えてきて、
登山道にも倒木が多数。

行く手を阻むかのように倒木が登山道に倒れ込んでいます。
なんか登山者に恨みでもあるんですかね?

コレなんか完全に塞いでますよ。
そこそこの大木なので迂回して登山道に復帰します。

12:19 笹平の避難小屋2080mに到着。
つか甲武信岳から400mも下りちゃったのか・・・
10分ほど休憩がてら地図を確認、
破風山までは300m登り返しか・・・

反対側はこんな感じ。
綺麗なベンチとテーブルがありました。
小屋は煙突からも分かるように薪ストーブが設置してあります。
笹平の名前に偽りなし、なんか雰囲気良いですね。

12:29 破風山に向けて出発。
20分かかるみたいですが水場もあるようですね。

12:38 だんだん斜度がきつくなってきました。
つか完全にガスの中です。
降ってないだけでかなりの湿度。
視界が悪いので暗くなる前に急がねば・・・

岩が増えてきて歩きにくくなってきました。

13:09 西破風山2318mに到着。
いや~、前情報で知ってはいましたが、ここの登りきつかった。
徳ちゃん新道なんて目じゃないよ。


山頂に眺望はありませんでしたが、
ベンチと三角点、真新しい山梨百名山の標柱がありました。
ここで小休止ししながら地図とコースタイム確認。
大分ガスが濃くなってきたので暗くなる前に何とか下山したいところ。

眺望スポットのはずなのですが、
ガスガスで全く見えません。
本来ならこんな感じのはずみたいですよ。

13:45 東破風山2260mに到着。
西破風山からはたいした距離も無かったのでここはスルー。

ガスの中に立ち枯れした樹木が。
なんか嫌な予感がね・・・

やはり!
というか予感的中です。
登山道に倒れた倒木多数。

跨ぐには高いし、くぐるには低い倒木。
一度戻って迂回路を探してって感じでちっとも前に進みません。
地味に時間をロスしていきます。

14:46 雁坂嶺2289mに到着。
この日三座目の山梨百名山の標柱。
雁坂峠から駐車している道の駅みとみまでコースタイム2:30なので、
17:30駐車場着を逆算するとけっこうギリギリな感じ。
ここもスルーします。

15:13 雁坂峠2070mに到着。
なぜか雁坂嶺からの下りに以外と時間がかかってしまった。
ここからは一気に道の駅まで行くので最後の休憩をとります。
行動食も食べてエナジー補給。

しかしこっちの稜線入ってからずっとガスの中です。
徳ちゃん新道がほとんど眺望無いという事前情報から、
下りは眺望のある稜線を歩きたくてこっちのルート選んだようなものなのに。
残念です。

15:20 雁坂峠を出発。
日本三大峠っても、いまいちピンときませんねえ。
交通の要所って意味の峠ってことですかね?

熊笹の繁るつづら折りを延々と下りていくと、
正面からこっちに向かってくる野生動物?

と、思ったら倒木の根元がそう見えただけでした。
一瞬ドキッとしましたよ。

トラロープを使って沢筋を下りていきます。
滑りそうで冷や冷やでした。
この辺からは沢に沿って標高を下げていきます。
ただ沢筋なので岩が多く足にダメージが蓄積していく感じ。

渡渉がありました。
前日までの雨のせいか流れが速く緊張しました。
ここ以外にも何カ所か渡渉がありました。

ここの渡渉箇所はあらかじめロープが設置してありました。
滝、とまでは言いませんがかなり斜度のあるところで、
滑って流されたらアウトでしょうね。
ロープにつかまり慎重に渡ります。

16:54 橋が見えました。
人工物が人里まで下りてきたことを教えてくれます。

ゴールまではまだありますが、
とりあえず山からは抜けました。

ここからはこんな感じの舗装路です。
雁坂トンネルの工事の際に整備されたっぽいですね。

今度は本物の鹿がいました。
カメラを向けたらすぐに走り出して藪に消えていきました。

17:24 雁坂トンネルの料金所上に到着。
ここでようやく電波を拾ったのでマイハニーに連絡。
ペーパードライバーじゃなきゃここまで車で迎えを要請し(ry

R140の橋の下を通っていきます。
けっこう高い所に架かってるんですね。

R140に出ました。
近隣のキャンプ場から炭火の薫りが漂ってきて食欲を刺激されまくり。

17:49 道の駅みとみに到着、なんとか下山完了です。
ヘッドライトのお世話にならずに戻ってこれました。
行動時間 12:20
歩行距離 20.7km
累積標高差 2336m?

↑クリックするデカイ↑
今回歩いたルートはこんな感じ。

距離と標高差はこんな感じでした。
スゲー名山って感じじゃあないけど、多分地味なのがいいんだと思います。
下りた後からジワジワくるし。
意外と嫌いじゃないよ、こういう山。
自分的にはトータルでプラスだったと思います。
雁坂峠までの稜線がガスってなければもっと満足度高かったと思いますが。

ここでお風呂入って、
どこかで飯食って帰る予定だったのですが、
連休中日の夜だというのに小仏トンネル30km渋滞。
疲労を考えて大月から河口湖方面へ。

道の駅富士吉田で車中でもう一泊して帰りました。
甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根ルートを日帰りピストンやろうかと思っていたのですが、
先日の鳳凰三山の下山で使った中道ルートの距離約二倍で標高差2200mだからなあ・・・
中道の下山で体力不足を痛感したので、
難易度下げつつも、
鍛え直す意味も込めてキツ目のルートがよい。
アクセス、天気、ルートを条件に消去法で甲武信岳が候補になった。
最短ルートの毛木平からだと車でのアクセスに時間がかかるので、
比較的横浜からアクセスの良い西沢渓谷から徳ちゃん新道で登り、
ピストンするなら近丸新道か、
と思ったら近丸新道は崩落が進んでおり基本通行止めとのこと。
ならば、
破風山から雁坂峠まで縦走し道の駅みとみに下りる周回ルートをとってみるかということに。
反時計回りだと標準コースタイム約13時間、
時計回りでも11時間50分な長丁場。
時計回りならギリ何とかなりそうか。
ハードモードなのでマイハニーは一緒に行くけど別行動で西沢渓谷を散策。
まあ自分の方も天候崩れたら第二案で一緒に西沢渓谷散策でもするか、
ということで、土曜夜にのんびりと出発です。

時間節約の為に談合坂SAで夕食。
微妙なきつねうどん600JPY。
敢えて多くは語るまい。
勝沼ICでおりてR140で雁坂峠方面へ。
道の駅みとみへ向かう。
車中泊して早朝より行動を開始する予定。

コンビニ調達のつまみと持参のカヴァを飲みながら
翌日のプランを確認。
日の出と日の入り時刻から05:00~17:00が活動範囲、
18:00がタイムリミット、
それに間に合わないようなら避難小屋泊か雁坂小屋で幕営する。
ツェルトとマットのビバーク装備込みでザック重量は約12.5kg。

04:30 起床、ダラダラと準備。
天候のせいかテンションが全く上がらない、
否!
テンションが低いのはこれといって登りたい理由が無い山だからです。
スタート前からすでに途中撤退が頭をよぎる・・・

05:30 ガスガスの中出発、行動開始です。
とりあえず西沢渓谷方面へ舗装路を歩いて行きます。

ゲートが見えてきました。
行けるところまで行って嫌になったら下りようとか考えてました。

立派なトイレがありましたが、
寄らなくても平気そうだったのでスルーします。
先行者が一名おりました。

05:55 徳ちゃん新道入り口に到着。
しかし前述の理由からテンション上がらんのですよ。

近丸新道は崩落が激しいようですねえ・・・
トロッコ跡だったり堰堤あったりするようなので気にはなっていましたが、
そういうことなら仕方が無いですね。

西沢山荘は休業中とのことですが、
ぱっと見で復帰する気配はなさそう・・・
外のトイレは使えるようですよ。

尾根に取りつきました。
なんだろこの感じ、どこかでも似たようなのあったなあ。
ダラダラと単調で地味にキツイです。
心の中は途中下山することで一杯です。

樹林帯はガスの中です。
ただでさえうっそうとしてるのにね、湿度高くて滅入ります。
いやぁ、それにしてもテンション全然上がりません。
普段ゴリゴリ登ってる時って、
基本考え事してる余裕無いんですが、
どういう理由で途中リタイヤするかとかずっと考えてました。

07:41 徳ちゃんと近丸の合流地点(1869m)に到着。
嫌々登ってる割にはここまで30分巻き。
ならばもうちょっと頑張ってみますかね。

とりあえず最低限、甲武信岳には登頂するかということで、
戸渡尾根を登っていきます。

08:10 日が差して明るくなってくるとともに、
標高も2000mを超え、ようやく涼しくなってきました。
これで大分気持ちが楽に。

見上げるといつの間にかすっかり青空です。
というか雲の上に出たのかも。
やっとスイッチが入った感じ。

乾徳山の方でしょうか?
眺望も出てきました。
これはひょっとするとひょっとするのか?

09:02 開けた岩場に出ました。
斜面は崩落しています。
ここで小休止。
振り返ると・・・

雲海と富士山!
これこれ、こういうのよ!
やっと山に登ってる感じがしてきました。
4Gが入ったので別行動中のマイハニーに連絡。
気力が戻ってきたので予定通りの周回ルートで行くと伝えます。

09:26 破風山方面との分岐、2440mに到着。
標高的には30mほどなので、木賊山も近いはず。
帰路は木賊山は巻く予定なので、ここの分岐は往路のみ。

09:31 木賊山2469mに登頂。
三角点とベンチが一つでした。
眺望も無いしとっととスルーします。

これこれ、よく写真で見るやつね。
木賊山を越えると甲武信岳の山頂本体がようやく姿を現しました。
ここまで登らないと見えない山ってのも珍しい。

白ザレで滑って歩きにくいですが、
慎重にコルに下りていきます。


奥秩父の山々の素晴らしい景色が広がります。

09:40 甲武信小屋に到着。
と言っても、寄る必要が無かったのでスルーします。
この感じ雲取山行った時に何か似てるな・・・

さて、
甲武信岳山頂に向かって最期の登り返しです。

振り返ると左に木賊山、右に富士山のツーショット。
なかなか良いじゃないの。
そ
し
て

09:55 甲武信岳2475mに登頂。
巻いた時間の分のんびり山飯タイムと洒落込みます。
当初は甲武信小屋に戻ってから食べようかと思っていたのですが、
そこまで山頂も混んでいなかったのでここで食べることに。

この日の山ご飯は・・・
スモークチキンと早茹でペンネのペペロンチーノ、
パスタのお湯とじゃがりこで作ったマッシュポテト、
付け合わせにオリーブ。

パスタのゆで汁の残りで作ったフリーズドライのタマゴスープ。
いや、作りすぎました。
お腹いっぱいです。


のんびりご飯食べてる間に雲が出てきてしまいました。
食べる前に写真撮っておけば良かった・・・

再び甲武信小屋に戻ってきました。
どことなく雲取山荘をスケールダウンさせたような感じですね。
飯も食ったし地図だけ確認してスルーします。

11:14 甲武信小屋からは木賊山を巻いて破風山方面へ向かいます。
まだ午前中だし、時間的にもまあ大丈夫そうです。
と言うことでマイハニーにメールしようと思ったらSBは圏外でした。

巻き道はこんな感じ。
どことな~くですが、雲取山荘からの巻き道に似てる感じ。

徳ちゃん新道で下山するならここが分かれ道。
自分の足と相談して行けると判断。
雁坂峠まで縦走します。

11:44 賽ノ河原2270m
しかし、賽ノ河原って色んな山にありますなあ・・・
とりあえず白ザレに岩があればって感じなんですかねえ。

正面、雲の上に顔を出しているのは破風山ですかね。
けっこう登り返し大変そうです。

途中から立ち枯れした木が増えてきて、
登山道にも倒木が多数。

行く手を阻むかのように倒木が登山道に倒れ込んでいます。
なんか登山者に恨みでもあるんですかね?

コレなんか完全に塞いでますよ。
そこそこの大木なので迂回して登山道に復帰します。

12:19 笹平の避難小屋2080mに到着。
つか甲武信岳から400mも下りちゃったのか・・・
10分ほど休憩がてら地図を確認、
破風山までは300m登り返しか・・・

反対側はこんな感じ。
綺麗なベンチとテーブルがありました。
小屋は煙突からも分かるように薪ストーブが設置してあります。
笹平の名前に偽りなし、なんか雰囲気良いですね。

12:29 破風山に向けて出発。
20分かかるみたいですが水場もあるようですね。

12:38 だんだん斜度がきつくなってきました。
つか完全にガスの中です。
降ってないだけでかなりの湿度。
視界が悪いので暗くなる前に急がねば・・・

岩が増えてきて歩きにくくなってきました。

13:09 西破風山2318mに到着。
いや~、前情報で知ってはいましたが、ここの登りきつかった。
徳ちゃん新道なんて目じゃないよ。


山頂に眺望はありませんでしたが、
ベンチと三角点、真新しい山梨百名山の標柱がありました。
ここで小休止ししながら地図とコースタイム確認。
大分ガスが濃くなってきたので暗くなる前に何とか下山したいところ。

眺望スポットのはずなのですが、
ガスガスで全く見えません。
本来ならこんな感じのはずみたいですよ。

13:45 東破風山2260mに到着。
西破風山からはたいした距離も無かったのでここはスルー。

ガスの中に立ち枯れした樹木が。
なんか嫌な予感がね・・・

やはり!
というか予感的中です。
登山道に倒れた倒木多数。

跨ぐには高いし、くぐるには低い倒木。
一度戻って迂回路を探してって感じでちっとも前に進みません。
地味に時間をロスしていきます。

14:46 雁坂嶺2289mに到着。
この日三座目の山梨百名山の標柱。
雁坂峠から駐車している道の駅みとみまでコースタイム2:30なので、
17:30駐車場着を逆算するとけっこうギリギリな感じ。
ここもスルーします。

15:13 雁坂峠2070mに到着。
なぜか雁坂嶺からの下りに以外と時間がかかってしまった。
ここからは一気に道の駅まで行くので最後の休憩をとります。
行動食も食べてエナジー補給。

しかしこっちの稜線入ってからずっとガスの中です。
徳ちゃん新道がほとんど眺望無いという事前情報から、
下りは眺望のある稜線を歩きたくてこっちのルート選んだようなものなのに。
残念です。

15:20 雁坂峠を出発。
日本三大峠っても、いまいちピンときませんねえ。
交通の要所って意味の峠ってことですかね?

熊笹の繁るつづら折りを延々と下りていくと、
正面からこっちに向かってくる野生動物?

と、思ったら倒木の根元がそう見えただけでした。
一瞬ドキッとしましたよ。

トラロープを使って沢筋を下りていきます。
滑りそうで冷や冷やでした。
この辺からは沢に沿って標高を下げていきます。
ただ沢筋なので岩が多く足にダメージが蓄積していく感じ。

渡渉がありました。
前日までの雨のせいか流れが速く緊張しました。
ここ以外にも何カ所か渡渉がありました。

ここの渡渉箇所はあらかじめロープが設置してありました。
滝、とまでは言いませんがかなり斜度のあるところで、
滑って流されたらアウトでしょうね。
ロープにつかまり慎重に渡ります。

16:54 橋が見えました。
人工物が人里まで下りてきたことを教えてくれます。

ゴールまではまだありますが、
とりあえず山からは抜けました。

ここからはこんな感じの舗装路です。
雁坂トンネルの工事の際に整備されたっぽいですね。

今度は本物の鹿がいました。
カメラを向けたらすぐに走り出して藪に消えていきました。

17:24 雁坂トンネルの料金所上に到着。
ここでようやく電波を拾ったのでマイハニーに連絡。
ペーパードライバーじゃなきゃここまで車で迎えを要請し(ry

R140の橋の下を通っていきます。
けっこう高い所に架かってるんですね。

R140に出ました。
近隣のキャンプ場から炭火の薫りが漂ってきて食欲を刺激されまくり。

17:49 道の駅みとみに到着、なんとか下山完了です。
ヘッドライトのお世話にならずに戻ってこれました。
行動時間 12:20
歩行距離 20.7km
累積標高差 2336m?

↑クリックするデカイ↑
今回歩いたルートはこんな感じ。

距離と標高差はこんな感じでした。
スゲー名山って感じじゃあないけど、多分地味なのがいいんだと思います。
下りた後からジワジワくるし。
意外と嫌いじゃないよ、こういう山。
自分的にはトータルでプラスだったと思います。
雁坂峠までの稜線がガスってなければもっと満足度高かったと思いますが。

ここでお風呂入って、
どこかで飯食って帰る予定だったのですが、
連休中日の夜だというのに小仏トンネル30km渋滞。
疲労を考えて大月から河口湖方面へ。

道の駅富士吉田で車中でもう一泊して帰りました。