2018年05月25日
'18年GW 前編 根子岳、四阿山に登る
さて今年もGWがやってきました。
今回は平日に有給をぶっ込んでの9連休。
天気の前半はまずまずのよう。
久々に5泊で計画を練った。
4月27日
連休前日の金曜はバンドのリハーサル終わりの23時から、
まさかの朝まで飲み会。
合計9回の乾杯があったようですが、
最後の二杯は自分は寝落ちで不参加だった模様。
ちなみに画像はバンマスの編集済みの物を拝借。
ホント俺ら何やってんだよと・・・
翌日の28日はまあ動けませんわな
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4月29日(日)
結局準備に手こずり半日遅れでの出発。
しかもいきなり睡魔に襲われ東名高速のってすぐに海老名SAで仮眠。
ということで当たり前のように渋滞どはまりです。
半日遅れたのでこの日は純粋に移動するだけに。
道の駅「道の駅マルメロの駅ながと 」でのんびり遅めの昼飯です。
時間調整を兼ねて翌日の目的地、
菅平牧場に下見にきました。
その後真田の街に戻り、「ふれあいさなだ館 真田温泉健康ランド」で入浴。
道の駅「上田 道と川の駅」に移動してこの日は車中泊です。
こんな感じで出来合の乾き物中心に軽く飲んで早目の就寝。
連休前日までの疲れと移動の疲れで爆睡。
4月30日(月)
のんびり起きて、
のんびり支度して、
のんびりと出発。
登山にしたらかなり遅めのスタートです。
牧場入り口のゲートで入山料大人一人200JPYを支払います。
低額だし、トイレの利用と駐車料金考えたら良心的だと思います。
こっちも安心して駐車場使えるしね。
で、
管理の人曰く四阿山は北側斜面はかなり残雪があり、
トレースも多いので気をつけて下さいとのことで、
持っているなら軽アイゼンを携行した方が良いですよとのことでした。
09:45 菅平牧場に到着です。
普通に考えてもかなり遅い時間からの山行です。
菅平牧場-根子岳-四阿山-菅平牧場という周回コースで登ります。
今回、
突発的に根子岳に登るのにはちょっとわけがありまして、
実は中学時代の林間学校で一度登っているのです。
が、
その記憶がほとんど無いのですよ。
最近になってふと思い出し、
ならついでに四阿山も一緒に登るかということになった次第なわけです。
登頂前から雪の北アルプスがお出迎え。
登らずともこの絶景とは。
こんな感じの熊笹の登山道を歩いて行きます。
開けてる登山道は気持ち良いのですが、
この日は少々日差しがきつかった。
10:04 四阿に到着。
混んでるし時間も押しているのでスルーします。
樹林帯といっても芽吹いてないので日差しにけっこうやられ、
なかなかの暑つさです。
10:15 山頂まで残り1.5km地点。
距離2.6kmで登れる2000m峰ってなかなか無いよな~
気軽、安全、眺望良しなら人も多いはずです。
もちろん時期にもよりますけどね。
日の当たる斜面でも残雪がありました。
この分だと四阿山はけっこう残雪が深そうです。
山頂に向かって終盤は斜面を直登で登っていきます。
マイハニーは暑さもあってか恒例の牛歩。
先行しつつもマイハニーが視界に収まる距離を保って登っていく。
11:26 根子岳2206m登頂。
27年ぶりですが、記憶がほぼゼロなので事実上初めてと変わりませんな。
ちょうどお昼時だし山飯の時間です。
この日の山飯はあらかじめパッケージングしてあるクスクスセットです。
クスクスをお湯で戻している間に、
パウチの鶏のささみを水で戻した粉末のトマトで煮込みます。
コンソメのキューブと粉ミルクと砂糖でコクをだして、
塩、胡椒で味を調え、最後にパセリを振りかけて完成です。
付け合わせにはオリーブです。
食後にはコーヒーと甘い物少々。
充分にカロリー摂取して次に備えます。
これから向かう四阿山です。
で、
先ほどの牛歩っぷりから考えて、
一緒に四阿山に行くのは時間的無理そうと判断したので、
下山を促しここでマイハニーとは別行動です。
車のキーを渡し、
マイハニーの背中を見届けます。
12:25 四阿山に向けて出発します。
まあ一人ならサクサク行けるでしょ、
とかこの時は思っておりました。
いきなり稜線歩きですが、
南西側斜面は崩落してかなり切り立っています。
下を見ると股間がヒュンヒュンするので前を見て進みます。
すぐに岩稜帯になりちょっと難儀します。
四角柱に立ち上がった岩を巻くのですが、
左側(北側)は残雪が深く足場が信用できずにしばらく躊躇。
熟考の後、ドライでグリップの良さそうな右側から行くことに。
まあ右側も狭くて難儀しましたよ。
岩稜帯を抜けると正面に四阿山です。
ここからはThe 稜線!といった感じの雰囲気です。
どことなく遺跡っぽい雰囲気。
根子岳方面を振り返るとこんな感じです。
逆回りで登ったらけっこうキツイかも・・・
12:55 鞍部まで下りてきました。
四阿山まで1.5km、意外と近そう。
と思ったら、雪に阻まれて難儀します。
事前情報通り踏み跡は多数、
迷わないようにピンクテープを頼りたどって行きます。
しかし残雪は見た目よりかなり滑るので軽アイゼンを装着。
踏み抜けば踏み抜くで足首上から膝下まで潜ってしまい、
ハイカットの上から登山靴に雪が侵入してきます。
ゲイターを忘れたことが悔やまれます。
13:13 四阿山まで1.3kmの標示。
ですが200mの移動に18分、100mの移動に9分もかかっています。
檜洞丸の時の犬越路よりも遅いペースとは・・・
ちょっと時間的に大丈夫か不安になってきましたよ。
13:42 帰路に使う牧場方面への分岐地点に到着。
倒れている道標によると残り0.7kmです。
鞍部から0.8kmを47分とはけっこう時間かかってます。
コースタイムちょいオーバーくらいのペースかな。
どうやら稜線に出たみたい。
事前情報通り稜線の残雪はそれほどではないみたいです。
軽アイゼンを一度取り外します。
傾いていますが木段は歩きやすくありがたい。
13:57 四阿山山頂2354mに登頂。
久々の深Q100名山ゲットです。
でも、なんだろう。
このがっかり感は・・・
山頂は根子岳に比べてかなり狭い感じです。
年季の入った社とそれを守るような石垣、
石垣はポナペ島の遺跡ナン・マドールっぽいですね。
根子岳方面を見ると距離が近いせいか、
標高差150mでもずいぶん根子岳が低い位置に感じます。
にしても稜線を境目に植生が綺麗に分かれているのが面白いですね。
浅間山方面はこんな感じでした。
午後になって霞んできています。
しかし、なんすかね?
このがっかりピークの感じ・・・
14:13 時間も押してるしでで下山開始です。
それにしてもよく積み上げたなと感心しちゃいます。
木段の途中に分岐です。
鳥居峠方面はこちら。
根子岳側から登ってきた斜面が見えます。
こうして見るとけっこうな残雪の量です。
14:28 牧場方面との分岐点に戻ってきました。
あれ?
なんかいるぞ。
カモシカ一頭と遭遇。
めっちゃこっち見てるんですが・・・
気性はおとなしいと言われてますが、
こんなのに突進されたらひとたまりもないですね。
野生の動物相手に人間が絶対に勝てないというのを悟ったような気がします。
見つめ合っていると照れてしまったのか、
シャイなシカさんはしばらくして藪の中に消えていきました。
南西斜面は残雪無いかと思ったらけっこう残ってました。
残雪を抜けると雪解け水で田んぼの2HITコンボです。
ガレてて歩きにくいけど雪よりはマシです。
もう残雪無いかな~、とか思ってると・・・
また残雪、踏み跡は多数あり。
ピンクテープを頼りにトレースを外れないように慎重にいきます。
そして田んぼ・・・
そうこうすると中四阿のピークが見えてきました。
その手前にはちょっと開けたスペースがあるみたいです。
おやっ?
標示には「ダボス牧場」ってあるけど、
「菅平牧場」とは別の牧場?
もしかして残雪で分岐を見落としたか?
それとも間違ったトレース辿ってきたか?
この辺って牧場多いみたいだし、
下りたら別の牧場とかだと面倒です。
マイハニーはペーパードライバーなので、駐車場まで徒歩で戻るとか考えたくもないです・・・
とりあえず落ち着いて地図とコンパスで確認。
視認可能な中四阿と、根子岳のピークを元に自分の位置を確認。
とりあえず正しいルート上にいるようです。
こういうのって迷ってから使うんじゃ遅くて、
そもそも迷わない為に使うもんだと思うわけですよ。
15:04 ということで無事に中四阿に到着。
予定していた下山ルートで一安心です。
今度は牧場管理事務所?
「馬鹿め!二度も騙されるか!」
そしてまた残雪→田んぼ。
結局樹林帯はほぼほぼ残雪有りでした。
深い熊笹を抜けていきます。
16:02 ここの表記は「菅平牧場口」となってます。
ダボスはどこいった?
ころころ標示が変えないで統一して欲しいもんです。
この辺りは流石に残雪無し。
好きな感じの登山道です。
渡渉も一カ所ありました。
恐らく大明神沢かと思います。
柵が見えてきて牧場っぽくなってきました。
あと少しのようです。
ここをくぐると
舗装路にでました。
16:19 下山完了です。
俺、お疲れ山。
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今回のGPSデータ
牧場といえばお決まりのソフトクリーム。
濃いめの味で下山後の身体に染み渡りました。
ビールには負けるけど・・・
翌日の合流場所の小布施方面に移動しつつ、
「信州須坂 関谷温泉湯っ蔵んど 」でお風呂です。
ちょっと足りない物を買い出しして、
道の駅「オアシスおぶせ」で車中泊。