で、問題の破損部分
なんだ、取っ手が壊れただけじゃん、と思うかもしれませんが、
この飯盒の肝のパーツなのです。
この取っ手がヒンジを介してオーバル形状に組まれることにより板バネを形成し、
取っ手を取り付けてると常にテンションがかかっている状態になります。
そしてふたの内側にはゴムパッキンが入っていて、
取っ手を取り付けることで気密を保ち圧力飯盒として使えるわけです。
圧力がかかることで標高が多少高くでも炊きムラなく米が炊けるという優れもの。
当然、隙間があったら物詰めろの理念に従い、
中にはソロの時の一食分の食料、つまみ、調味料などを詰め込んであります。
展開するとこんな感じ。
オイルサーディンの缶詰が入るのがありがたい大きさ。
他には
インスタントのコーヒーと紅茶、とミルクと砂糖、クラッカー、切り餅×2、混ぜるだけのパスタソース、
タバスコ、コンソメスープの元等けっこう色々と入ります。
で、当然のことながら似たような一品を物色開始したのですが…
全然見つからん
いわゆる兵式飯盒はちょっとね…
条件は
基本1人~2人用
当然かさ張らず軽量コンパクトであることはいうまでもない
火の回りが良く、炊きムラができにくい
↑という条件を満たした機能的な形状であること
欲張るなら圧力かかる(まあ無理だろうが…)
今時のならユニフレームのライスクッカーあたりが主流なんだろうが、
全くもって条件を満たさな過ぎる(笑)
用途が同じ米炊きでも、ライスクッカーじゃなくてあくまで飯盒が欲しいのよ…
で、例のよってあれこれ悩み(一番楽しい時でもある)、ヒットしたのが
トランギア メスティン
まあ、知ってる人は知ってるコレといった
意外性もないところに落ち着きました。
今手に入れることのできる飯盒の中で、あげた条件を一番満たしていたからです。
まあ、我ながら良い感じで退化したというか、自分らしい一品を見つけられたと思う。
ということで、使う前から満足度高し!
良い買い物できたと思える一品は愛せるので永く使えるはず。
道具って使い込んでこそですからなぁ~
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