'18.04.22 第33回外秩父七峰縦走ハイキング大会に参加してきた

Nao_K

2018年04月24日 22:53

リンク張ってるだーたか㌠のツイートから始まり、

色々焚き付けられてエントリー。

第33回外秩父七峰縦走ハイキング大会

いよいよ当日を迎えることに。





前日、

土曜は定時まで仕事。

帰宅後準備を整えて川越で前泊。

参加者のogrさんと偶然同じ宿(カプセルホテル)、

しかもカプセルが隣通しとかね。

04:00に起床するも二度寝、04:32に再び起きる。

隣のogrさんは既にいない。

ロッカーに行くとogrさんは着替え中でした。

自分も間に合いそうだったので05:09の始発で一緒に行くことに。










川越駅に着くと正面から歩いてくるだーたか㌠の姿が。

連絡したわけではないのにこの偶然ったら。

二度あることは三度あるのかなと思っていると、

今度は鶴ヶ島駅で前泊していた55(onzk)さんが同じ車両に乗ってきた。

なんかスゲー偶然がかさなるな。



今回は

Team OHNO
COZYニキ
瑞代ネキ
KZ Yo!さん


UKM登山部
だーたか㌠
ogrさん

ばるきど山部
55さん
自分

という7名で参加。


さて車内は山装備の方々で一杯です。

どうやら皆同じ目的のようですね。

ということで小川町駅に到着。




都心のラッシュ時のような混み方です。

皆ザック背負ってるけどな。




受付待ちの行列です。

某夢の国のアトラクションの順番待ちのようですね。

しかし受付終わらないことには歩き出すこともできないわけで、

おとなしく順番を待つことなんだかんだで1時間ほど。




06:22 ようやく順番がまわってきました。

ここで誓約書と予約表を提出すると、

ゼッケン、記録カード、コースマップを渡されます。




06:50 出発前のogrさん

今思えばこの時からフラグ(謎)が立ってたような・・・

コンビニでトイレ借りたり、靴紐結び直したり、

各々自分のタイミングでスタートです。





序盤は市街地の舗装路を歩いて行きます。

大会というだけあって皆さんかなりの早足で歩いて行きます。

混雑する登山道を見越して道幅の広い舗装路で、

少しでもアドバンテージを稼ごうということでしょうかね。




07:16 ようやく舗装路から未舗装路へ。

と思ったらすぐに終わってしまった。

前を行くのはだーたか㌠です。




アプローチ長いね。

雰囲気は里山なんですが舗装路長いってばよ。

で、

ちょっと違和感を感じます。

ペースがちょっと速すぎないかと。

群集心理で釣られて早足で歩いているが、

明らかに速いと感じる。

この調子だと最後まで持たないんじゃないか?

これからどんどん気温も上がるみたいだし。

ここは落ち着いて自分のペースで歩くことに。

暑さに弱いogrさんもちょっとペース落としますとのことで、

自分は先に行くことに。




渋滞するという鎖場(使わなくても平気)を越えて、

07:54 石樽山344.2mに到着。

ここから下ると最初のチェックポイント(以下CP)のようです。




08:04 宮ノ倉山CPに到着。

スタッフの方が記録カードにスタンプを押してくれます。

いや、しかし序盤だけあって凄い人です。




再び舗装路に出て、

横断歩道で信号待ちしたり。

縦走中に信号待ちするって普通ないよな・・・

なんか普通の登山と違うよな~、

とか思いつつツイートを確認すると・・・






えっ?



muri!




って・・・



マジか?



つか、



何がmuri!なんだ?



ogrさぁ~んっ・・・(察し)





08:42 道の駅和紙の里ひがしちちぶに到着

ここでばらけていた55さんとだーたか㌠と合流。

小休止して出発します。

ここからがダラダラとつづら折りの舗装路を登っていきます。

単調なのと暑さでテンション下がりまくりです。

55さんと会話して何とか紛らわしつつ歩きます。




舗装路を登りきりようやく登山道っぽい道に突入。

とにかく日陰がありがたい。

前を行くのは55さん。

何気に55さんとまともに山を歩くのは初めてだったりします。




10:01 笠山登山道入り口

コースタイムは50分のようですが、

この大会はコースタイムで歩くと制限時間に間に合わないのですよ。

途中の鞍部(C6)で小休止していると・・・




10:38 COZYニキがビブラムソールの山サンダルで颯爽と登場。

ということでTeam OHNOと合流です。

Team OHNOは時間の都合で竹沢駅からのBルートで来たとのことですが、

同行のKZ Yo!さんは「途中で置いてきました」と笑顔で語るCOZYニキ、

おいおいっ・・・

で、

当然のことながら健脚のogrさんがなぜかここにいない、

しかも先行しているのではなくて後ろの方にいる(のではないか)という話題になるわけです。




11:27 笠山峠を通過し、堂平山へ向かいます。




11:46 堂平山の天文台が見えてきました。




11:50 堂平山CPでスタンプ

ここは出店が多数あり軽食や飲み物が購入できるようになってました。


























で、




























11:55 謎の乾杯。

売ってるんだから飲んだっていいんだろ的なね・・・

というか、

COZYニキの

「メリハリ付けて休んだ方が良いですよ」

の一言で自分も飲むことにしました。

まあ、

これでだだ下がりだったテンションが復活したのは事実。

身体もほどよく冷えて気力が戻ってきました。




眺望もありほどよい風が気持ち良く、

景色見ながらおにぎり食べたり。

予定では歩き食いだけで座って休憩するつもりはなかったんですがね。

ここでしっかりと休んでおいて本当に良かったです。




12:14 堂平山を出発。

するとすぐに剣ケ峰のCPを12:22に通過。

参加者も随分ばらけたようでしばし自分の気持ち良いペースで歩けました。




12:33 白石峠に到着




13:33 定峰峠でトイレ休憩と給水。

するとだーたか㌠が到着。

ここでTeam OHNOのお二人は自分とだーたか㌠が先に行ってしまったと勘違いして出発。

程なくすると55さんが到着。

しかし55さんは体調不良でここでリタイヤするとのこと。

残念ですがしかたない。

ogrさんはmuriのあと何もツイートがないので動向がつかめず。

だーたか㌠のリプライにも反応無し。

途中リタイヤか、仮に歩いていたとしても制限時間で足きりの可能性が高い。

我々二人も完歩するにはかなりタイトなペースが要求されるので出発する。

ここは何としてもTeam OHNO以外全滅は避けたいところ。




14:37 大霧山CP通過

この時点で25.4km、まだ17km残っている。

17kmっていうと大倉-塔ノ岳-鍋割山-西山林道-大倉と同じか・・・

とか考えたら、

う~ん、完歩できるか不安になってきたよ。

粥新田峠からはまたまた舗装路での登り。

行程のかなりの割合が舗装路とはね、

やっぱ普通の山行とは違うよ。




15:16 休憩ポイントの秩父高原牧場が見えてきました。

牛の横断に注意だそうです。

ここでアイスクリームを食べる予定だったのですが、

行列を見て断念。

これ並んだら制限時間に合わないとの判断、

完歩を優先してスルーすることに。




16:00 皇鈴山 679mに到着(皇鈴山CPは15:58に通過)

皇鈴山への登りで足の裏に異変を感じる。

この感触、

これは完全に水ぶくれできてるヤツだ。




16:23 最後のピーク登谷山668mに到着

ここでさらに足の裏に異変が。

どうやらマメが潰れていないようで、

体重がかかる度に溜まった水に押されてマメが広範囲に広がっているみたい。

あきらかに先ほどよりも痛みを感じる部分が広がっている。

こりゃあマズい。




ゴール方向の寄居の町並みを見下ろす。

ずいぶんと先だな・・・


足の痛みを騙し騙し下ってすぐの登谷山CPでスタンプ(16:28)

最終CPの登谷山CPは開設時間が16:45まで、

かなりギリギリの17分前。

この時点で残り時間約2時間でまだ10km残っている。

平均速度5km/hで歩かないと制限時間内にゴールできなくなってしまう。

10kmって上高地から横尾まで歩くのと同じか・・・

しかも既に30km以上歩いた後での話だし。

ここで、

だーたか㌠にザックのトレッキングポール出してくれと頼まれる。

だーたか㌠と言えばNegiです。

だが今回はLEKIです。

「ここからが俺のエクストリーム下山よ」

と言わんばかりにLEKIのポールを右手で握ります。

水を得た魚のようにスイスイと下りていくだーたか㌠に対して、

30km過ぎてから膝の痛みが本格化してきた自分。

しかも足の裏もマメができていかんともしがたい状況。

しかもゴールまでは全て舗装路の区間で下り坂。

膝には相当しんどいパターンだ。

これはダメかもわからんね・・・

ということで

「なるべく後は追いかけますが先に行ってください」

と伝え、

だーたか㌠の背中を見送る。

ペースを落として歩いているとどんどんゴールを急ぐ参加者に抜かれていく。

「さーてっ、どうすっかな・・・」

制限時間に間に合わなくても完歩だけはするかと腹を決め、

とりあえず音楽でも聴きながら気楽に歩くかと思い、

プレイヤーを出そうかとチェストバッグの蓋を開けると、




常備薬のピルケースが目に飛び込んできた。

椎間板ヘルニアの痛み止めと弛緩剤だ。

瑞代ネキもトレーニングで30kmこえたら股関節痛くなったから、

今日はロキソニン持ってきたと言っていたのを思い出した。

もうこれしかない。

急いで服用し、効いてくるのを待ちながらも歩き続けること20分。

膝の痛みは和らぎ、自然といつもの自分のペースで歩けるように。

給水ポイントをスルーしてしばらくして、

だーたか㌠に追いついた。




17:58 JR八高線の踏切

ってことは駅もそろそろ近くなってきてるってことか。

残り時間約30分、これは何とかなりそうだ。


手元の時計で18:20

寄居の駅前に到着すると、

先にゴールしていたOHNO夫妻、55さん、消息不明だったogrさんが出迎えてくれた。

とりあず完歩者の行列に並び最終処理をしてもらう。




18:27 完歩証ゲット!

42km歩ききりましたよ。

12時間で42km、無理じゃなかった。




今回の参加者皆で乾杯!

過去最高の乾杯ビールでした。



暑さと戦い、

渇きと戦い、

痛みと戦い、

自分と戦い、

結局、

何と戦っているのかよく分からかったけど、

歩き続けた先に

何が待っているのか?

何が見えるのか?

と、

自問自答しながら歩き続けたわけです。

こればっかりはやってみないと、

やった人だけにしか分からないような気もします。

まあ人それぞれなんでしょうが、

ちょっとだけ見えた気もしました、

言葉じゃ上手く書けないけど。

そりゃ、

最高のビールは当然ですが、




笑顔で出迎えてくれた

最高に素敵な仲間

これが一番嬉しかったかも。



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今回のGPSデータ

確かに長いですね。

初の30km越えの山行でどうなるかと思いましたが何とか完歩できました。

速さを競う大会ではないと謳っていますが、

コースタイムで歩いても足切りになってしまうというのが、

この大会の特殊性だと思います。

前後に人が詰まっているので立ち止まって写真撮ったりとか、

通常の山行で当たり前のことができないし、

完歩を目指したら主催者の謳っている

「2.競争ではありません。受付は小川町役場となり、スタートは小川町役場または東武竹沢駅からとなります。
当日配布される地図を見ながら、歩く早さや、休憩、食事場所など、自分のペースに合わせて楽しんでください。」

の最後の「楽しんでください」の部分がほぼ無理なんじゃないかと。

ルートもそうですが、良し悪しは別としてかなり異質な感じはしました。

ハイキングでは無いですね。

走らないマラソン?






出番はありませんでしたがこの日の為にogrさんの仕込んだプラカード。

ちなみに裏面は全員完歩になってますが今回はこっちで。


22時過ぎに地元に弾着。

もう歩けないのでタクシーで家まで乗り付ける。

おそるおそる靴下を脱ぐと・・・



特大の水ぶくれが両足の踵に。

シャワー浴びて一息ついて、




マイハニーの料理に癒やされながら余韻に浸り、

束の間の休息時間。

コレが終わればまた社畜に戻(ry



参加の皆様、


お疲れ様でしたっ!

追伸
関係者各位、撮影しきれなかった画像をFacebook等から拝借しております。


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