'17.04.02 丹沢表尾根スノーハイク

Nao_K

2017年04月07日 00:57




大倉尾根、鍋割山稜、主脈ときたら表尾根も制覇せねば!

ということでヤビツ峠から表尾根で塔ノ岳ピストンを計画。

ファミレスで軽めで遅めの夕食、コンビニで買い出ししてヤビツ峠に向かう。

途中の電光掲示板で積雪注意の表示。

まあスタッドレス履いてるから大丈夫だろ?

なんてこの時は思ってました。

当初、

菩提峠の駐車場に駐めて車中泊するつもりだったが、

富士見橋から菩提峠への水沢林道に入ろうとするも、

積雪で前輪が空転。

轍が深くて車体のお腹をこする感じ。

FFなのもあって車が全然進まない(汗)

スタックを懸念してヤビツ峠の駐車場に戻ることに。

ヤビツ峠に着くと、四駆に乗ったDQNが騒いでいる。

トーカッター風の男が懐中電灯を両手に持ってなんかやってるわ。

Y沢E吉を爆音でならしてうるせえし、

つか、そこ駐めたいんだけどね。

小一時間ほど車内でやり過ごし、

DQNが去ってから積雪の少ない所に停車して車中泊の準備。

軽く飲んで寝袋に潜り込んだ。


05:30起床。

マイハニーは安定のぐずつきっぷりでなかなか起きない。

その間に地図で確認。

ヤビツ峠でこの積雪量だと恐らく塔ノ岳への登頂は時間的にも無理と予測。

つか、

わざわざ車中泊した意味が無かったな・・・

ならば車道歩いて富士見橋から二ノ塔に登るより、

駐車場から岳ノ台→菩提峠→二ノ塔と向かうことにした。

トイレを済ませ登山者カードに記入。


ヤビツ峠の駐車場はこんな感じ。

雪が凍ってかなりザクザクでした。


07:00 予定より一時間弱遅れて行動開始


踏み跡をたどって登っていきます。

そこまで雪は深くなくアイゼンも未装着。


途中の東屋は雪に埋もれてました。

むむむ、

この感じだと上の方はもっと積もってるんだろう・・・


前日の風向きが分かりますね。


07:47 岳ノ台 899m到着

かなり真っ白です。


休憩所の上が展望台になっていますが、

何も見えませんでした。

ここから菩提峠に向かって下っていきます。


パラグライダーの滑走台付近です。

この先が当初予定していた菩提峠の駐車場です。

つか、真っ白だぬ。

そして見た目より深いのですよ・・・


08:35 駐車場に着きました。

舗装路なら2.0kmのところを岳ノ台越えのルート2.5kmで一時間半も使ってしまった。

本当なら06:00にここから行動開始予定だったのですが、

約2時間半遅れ、途中撤退がほぼほぼ確定な感じ。


ゲートを越えて水沢林道で登山道に向かいます。

まあ行けるところまで行ってみよう。


08:51 表尾根2の道標

まずは二ノ塔目指して登り始めます。


のっけから積雪がスゲー感じです。

東北にでも来たかのような雰囲気です。


だいぶ深くなってきました。

この辺から踏み抜く回数が増えてきて思うように進めなくなってきました。

追い抜いていった登山者が、

「今シーズン隔週で丹沢来てるけど、4月だってのに今日が一番雪深いですよぉ~」

「さすが丹沢ですねぇ~、はははははぁ~」

だってさ。


09:57 二ノ塔 1144m到着

小休止がてら念のためアイゼン装着。


三ノ塔はガスの中です。


登り返し手前のヤセ尾根です。

しかもこの積雪、慎重に進みます。


10:33 三ノ塔 1204.8m到着

無人の避難小屋ですがなかなかに立派です。


行動食を食べつつコーヒーブレイクしながら作戦会議です。

下山するには早いし、昼飯食うにもそこまで腹が減ってない。

ということで、次のピークの烏尾山まで行ってそこで昼食をとって引き返すことにしました。


こんな日でもまあまあの登山客です。


距離的にはヤビツ峠と塔ノ岳の中間ぐらい。

でも、車道が2kmあるから登山道としては1.8km/5.8km、三分の一くらいですね。


烏尾山目指して出発です。


先行の登山者が見えますが、けっこう下りるんだな・・・


三ノ塔地蔵です。

安全祈願して足を進めます。


北側の斜面はやはり雪が深く、たびたび足を取られます。


こうやって見ると表尾根の稜線ってやっぱ長いなぁ・・・


またまた積雪のヤセ尾根です。


ちょっとまて、

なんかスゲー狭いぞ(汗)

そしてここから烏尾山に向けて登り返しです。


吹きだまってる所は腰くらいの積雪です。


三ノ塔を振り返ると、けっこう下りてきたわけですが、

帰りの登り返しがきつそうです・・・


11:34 烏尾山1136m登頂

二ノ塔よりちょっと低いんですね。

数字だけ見ると

二ノ塔→三ノ塔 距離0.5km 標高差60.8m

三ノ塔→烏尾山 距離0.9km 標高差68.8m

なので、三ノ塔→烏尾山の方が斜度は緩そうですが、

一気に標高下げてゆるく登り返す感じなので体感だときつく感じますね。


さて、昼飯です。

今回はかなり手抜き、コンビニおにぎりと焼き鳥の缶詰と出汁キューブで簡単鳥雑炊です。


湯気でなんだかよく分からないですが完成です。

おにぎりの海苔は最後に散らします。


ハーブの良い香りがすると思ったらマイハニーが鶏肉炒めてました。


同じコンビニおにぎりでもこっちはかなり手が込んでます。


ナンプラーやらココナッツオイルやら入れてアジア風のチキンカレーだそうです。

小さいクッカーで良くやりますなぁ~

現役シェフの実力ですな。


塔ノ岳はずっとガスの中、たまにちらりと木ノ又小屋が見え隠れしました。


烏尾山頂はトイレがあるので長めの休憩にはちょうど良いですね。


三角屋根が特徴的な烏尾山荘。

一応土日は営業してるみたいですね。


さて、三ノ塔に登り返して戻ります。

なかなかきついぜ!


急登でこの積雪、イヤでも慎重にならざるを得ない。


再び三ノ塔です。

ここでもう一回コーヒーブレイク。

下山ルートの確認です。

帰路は菩提峠→岳ノ台ではなく、富士見橋から車道を歩いて駐車場まで戻ることに。

この時間から烏尾山方面に向かうパーティーも数組いました。


下界は雪は全く関係なさそう、このギャップがイイ!


復路も踏み抜きまくり。


正面に大山です。

ようやく眺望らしい眺望がありました。


14:16 二ノ塔に戻ってきました。


シンダーブロックの人工物、休憩所の廃墟ですかね?

知ってる人いたら詳細情報求ム!


14:57 表尾根2の道標

帰路は菩提峠には向かわずヤビツ峠に直接戻ります。


15:06 表尾根1の道標

あとはヤビツ峠の駐車場に戻るだけです。


舗装路の緩い勾配をテクテク戻ります。

楽チンです。


15:38 下山完了、駐車場に戻ってきました。

表尾根2から2kmを約40分で戻ってきました。

なので岳ノ台経由で行くより圧倒的に早いかなと。

途中で温泉入って軽めの渋滞嵌まりつつ帰還


最後は地元でホピりましたよ。

歩行距離 約10.6km
所要時間 8時間40分


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往路のGPSデータ


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復路のGPSデータ



4月にまさかのガチ雪山体験でした。

数え切れないほど踏み抜いて、その度に時間と体力をいたずらに消耗。

雪山って疲れますなぁ・・・

無雪期にもう一度リベンジするしかないですな。

ちなみに



雪のおかげで登山靴が洗わなくても綺麗になったYo!


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